フランスのエスプリをニューヨークで
ロックフェラーセンターに程近く、MOMAの隣に建つバカラホテル&レジデンス。2015年にマンハッタンの真ん中に誕生したバカラホテルは、創業1764年のフランス高級クリスタルバカラの256年の歴史と職人技を館内に散りばめている。
ホテルのコンセプトは pied-a-terre, プライベートなセカンドハウス。世界各地を飛び回るラグジュアリートラベラーのニューヨークのアドレスという意味。
ホテルの入り口を通り抜けると、壁一面に埋め込まれたクリスタルがゲストを出迎える。これはバカラグラスの台座を集めて作られ、時間により光の移り変わりで違った表情を見せるグラス版ステンドグラスのようなもの。エレベーターで2階に上がると、目の前にはザ・グランド・サロン。煌びやかな17のシャンデリアは圧巻の美しさ、随所に配置されたクリスタル製品、サロンの一角にはライブラリーもあり、マンハッタンの喧騒を逃れパリのバカラ美術館に瞬間移動したかのよう。優雅なフランスのエレガンスをニューヨークで体験できるホテルだ。コンシェルジュデスクを始め館内に飾られたバカラレッドのバラが250年の歴史、ブランドのアイデンティティーをさりげなくアピール。