ロシアへのオマージュ
ホテル デ ルシー ロッコ フォルテ。
ローマの中心地、スペイン広場とポポロ広場の間にありながら、ホテル デ ルシー(ロシアのホテル)の名前が付いているのは
かつてここがロシアの王侯貴族や文化人たちがローマの常宿にしていたから。
ロシアの著名人のほか、このホテルはピカソやジャン=コクトーらも戦火を逃れるために長期滞在していたことも
有名な逸話。
その由緒正しい歴史あるホテルがロッコ フォルテ ホテルとして生まれ変わった。
新たな息吹を吹き込んだのが、建築家・インテリアデザイナーのトマソ・ジファー(Tommaso Ziffer)と
ロッコ フォルテ創業者ファミリーでデザイン部門を統括するオルガ・ポリッツィ(Olga Polizzi)。
ローマの歴史にインスパイアされ、現代のローマの要素を取り入れた絶妙なバランスのインテリアが
心地良い空間を演出している。
ローマの隠れ家
通りに面したひっそりとしたエントランスを抜けると、そこは別世界、緑豊かな中庭が広がっている。
その名も「シークレット ガーデン」
現在はル ジャルダン デ ルシー レストランとしてシェフ ファルヴィオ・ピエラネリーニ (Fulvio Pieranelini)が地中海の海の幸をベースに
モダンイタリアンを提供、このジャルダン目当てにホテルに宿泊するゲストが多いことも密かに知られている。
バラの花やオレンジの木に囲まれた「ル ジャルダン デ ルシー レストラン」
ロッコ フォルテ ホテルについて
サー・ロッコ・フォルテと妹のオルガ・ポリッツィにより1996年にイギリスで創業した
家族経営のラグジュアリーホテルグループ。現在イタリアを中心に15のホテルと19のレストラン・バーを擁する。
エジンバラのザ・バルモラル(The Balmoral)、ベルギーのホテル アミーゴ(Amigo)が有名。