リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の文化とともに
ラテン語でパリを意味する「ルテシア」はパリ左岸唯一のパラスホテル。
1910年、ホテルの向かいにあるデパート、「ボン・マルシェ」の上級顧客の宿泊のために作られ、左岸独自の文化が花開く社交場として発展してきた。サルトルとカミュが討論に明け暮れ、ピカソとマティスが滞在し、アルマンなど多くのアーティストに愛されてきた。
近年ではフランスで最も権威ある文学賞ゴングール賞を受賞したピエール・ルメートルの小説と映画「天国でまた会おう」の主人公エドゥアールがルテシアのスイートルームでパーティーを開催する長年の夢が実現するシーンも登場する。
ベル・エポックの時代にアール・ヌーヴォーを取り込んだ美しい建物はフランスの歴史的建造物に指定されている。
4年間の改装を経てリニューアルオープン
2018年7月、4年間の改装を経て新たな扉を開いたホテル ルテシア パリ。
エリゼ宮内の私邸の建築も手がけたフランスを代表する建築家ジャン=ミシェル・ウィルモットの指揮により、開業時の美しいフレスコ画や装飾を残したまま新たな息吹を吹き込んだ。
230室あった客室は184室となり(うちスイートルームは47室)、各部屋の広さを確保。上層階はエッフェル塔を臨むスイートルーム、客室の多くはベランダがあり
窓を開けてパリの空気を感じることができる。
8つのシグニチャースイートルームは文化・芸術に所縁の深いルテシアらしく、フランシス・コッポラ監督をはじめフランス映画界には不可欠な女優イザベル・ユペール、かつてルテシアで歌と踊りを披露したジョゼフィン・ベイカーの名を冠している。
最上階のペント ハウス エッフェルはエッフェル塔を360度臨むパリの景色を独り占めできる贅沢なもの。
グルメエクスペリエンス
リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)のパリジャン、パリジェンヌから絶大な人気を博す
Brasserie Lutetia (ブラッスリー ルテシア)はパトリック・シャルヴェのディレクションによりクラシックからコンテンポラリーまで幅の広いフレンチを提供。
Bar Josephine(バー ジョゼフィーヌ)に足を踏み入れると、創業時から残されている天井まで繋がる美しいフラスコ画に目を奪われる。
オールデイダイニングのLa Saint-Germain(ラ サン ジェルマン)の色彩豊かなガラスの天井は現代アートの鬼才ファブリス・イベールによるもの。
創業時の名残と現代アートが見事に融合している空間で、朝食から夕食、週末のアフタヌーンティーも楽しめる。
スパ
インド式のAkashaスパ、ヘアスタジオ、フィットネスクラブを完備。
スイミングプールは16歳以下のお子様が優先して利用できる時間帯を設けるなど
ファミリー層にも配慮している。
オンラインショッピング
ルテシアのマスコット子犬のLuLuのチョコレートが大人気。
ホテルを訪れるゲストが必ずSNSに投稿するホテル ルテシア パリのもう一つの顔となっている。