芸術家たちに愛されてきたパリのパラス
パリ1区、チュイルリー庭園に面したリヴォリ通りに立つ「ル・ムーリス」。
ホテルの始まりは1835年。創業者シャルル=オーギュスタン・ムーリスが、パリを訪れる英国人旅行者に快適な滞在を提供するホテルとして開業。
数多くの王侯貴族を迎え、「王たちのホテル」と呼ばれたル・ムーリスは、約2世紀にわたりパリの歴史と文化を見守ってきた。
2011年には、フランスにおけるホテルの最高位「パラス」の認定を受けた最初のホテルとなった。
ホテルからルーヴル美術館へは徒歩約5分。ホテルの正面にはチュイルリー庭園、その先にはオルセー美術館、コンコルド広場、エッフェル塔が広がる。パリの美を身近に感じることのできる、特別なロケーションだ。
ダリの精神が息づくホテル
ル・ムーリスは、サルバドール・ダリをはじめ、パブロ・ピカソやアンディ・ウォーホルなど、多くの芸術家や思想家に愛されてきた。
なかでもダリは30年以上にわたり、ル・ムーリスをパリの定宿としていたことで有名だ。
2007年の改装では、デザイナーのPhilippe Starckがダリの自由な発想と遊び心からインスピレーションを得て、歴史ある館内に現代アートとシュルレアリスムの要素を取り入れた。
ロビーに置かれた彫刻や曇りガラスのミラー、クラシックな家具に加えられた意外性など、館内の随所にル・ムーリスらしいユーモアと芸術性を発見することができる。
18世紀フランスの華麗な装飾と現代のクリエイティビティが自然に共存する空間は、まるで一つの美術館のようだ。
現代に生きるヴェルサイユ
ル・ムーリスは121のゲストルームと39のスイート、全160室からなる。
高い天井、美しいモールディング、シルクのファブリック、大理石のバスルームなど、フランスの伝統的なクラフツマンシップを随所に感じられる。一方で、現代の滞在に必要な機能性もさりげなく組み込まれている。
チュイルリー庭園側の客室からは、庭園越しにエッフェル塔やパリの歴史的建築を眺めることができる。
シグニチャースイートの一つ「Presidential Apartment Dalí, Park View」は、かつてダリが好んだ客室の面影を伝える160平方メートルのスイート。ヴェルサイユ宮殿を思わせる壮麗な空間と、チュイルリー庭園を見渡す眺望を備えている。
ホテル最上階の「Belle Etoile Penthouse Suite with Terrace」は、テラスを含め620平方メートル。300平方メートルのテラスからは、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、モンマルトルなど、パリの街を360度見渡すことができる。







