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シャンパーニュChampagne

ペリエ ジュエ最高醸造責任者サクセッションイベント

1811年、ピエール=ニコラ・ペリエとローズ・アデル・ジュエの婚姻によりエペルネに創業したペリエ ジュエ。

美しいアネモネのボトルが表すようにエレガントなシャンパーニュを作り続けている

200年を超える伝統あるメゾンは2020年10月、最高醸造責任者の交代という新たな歴史を刻んだ。

ペリエ ジュエで通算37回の収穫を終えた第7代最高醸造責任者のエルヴェ・デシャン氏は

1983年にペリエ ジュエに入社、1993年4月に先代アンドレ・バヴェレ氏から最高醸造責任者を継承。以来、醸造部門のトップとして27年間、ペリエ ジュエの味を守ってきた。

エルヴェ氏は、メゾンのフィロソフィーといえるシャルドネのフレッシュさ、エレガンス、力強さを最大限に表現した「ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン」、「ペリエ ジュエ ブラン・ド・ブラン」を世に送り出した偉大な醸造家であると同時に大変な親日家であり、日本の四季からインスピレーションを得て「ペリエ ジュエ エディション オータム」を作り、ペリエジュエの伝統に革新をもたらした。

 

10月14日の夕刻、東京都庭園美術館のアペリティフからスタートし、ピエール・ガニエール東京でエペルネのメゾンと東京を結ぶオンラインで行われたサクセッションイベントで、エルヴェ氏は37回の収穫を振り返り「ヴィンテージは毎年違うものなので、(37年という在職期間が)長いと感じたことは一度もありませんでした。醸造責任者としてメゾンの長い歴史を継承し、未来に繋げる’passion ‘(情熱)のある仕事ができたこと、在職中メゾン創設200周年を迎えたとき、1825年ヴィンテージを含む過去のヴィンテージをテイスティングしたことが一番の思い出です」と静かに話してくれた。

そのエルヴェ氏が後継者に選んだのはシャンパーニュ地方、グラン・クリュの一つシルリー村で生まれ育ったセヴリーヌ・フレルソンさん。メゾンにとって初めての女性セラー・マスターの誕生である。エルヴェ氏がセヴリーヌさんを迎えた理由は、「醸造家として優れたテイスティング能力を兼ね備えていたことはもちろんですが、セヴリーヌとは感じる事や話す言葉が同じ、多くの共通項があったから」。

セヴリーヌさんは、第8代最高醸造責任者を継承するにあたり「心静かにこの日を迎えています。エルヴェの後任となることは大変栄誉なことです」と語り、初めてペリエ ジュエに来た日のことを「今でもよく覚えています。2年前の10月15日のことでした。私はまるで自分の家に帰ってきたような静寂と心地良さを感じました」と語りました。以来、2年の年月をかけて、エルヴェ氏についてメゾンの歴史や哲学、遺産、価値、醸造、畑のこと、特に花について多くのことを学んできました。セヴリーヌさんは8代目最高醸造責任者として、「シャンパーニュを作ることは、自分を輝かせてくれることであり、情熱、記憶、直感という3つの言葉を軸にシャンパーニュを作ってゆきます」と控えめながらも強い意志を込めて語りました。

サクセッションのハイライトである、代々のセラー・マスターが守ってきたペリエ ジュエのセラーの「レデン」(L’Eden 楽園の意味)と呼ばれる一番大切な場所の鍵と、アッサンブラージュが記録されたメゾンのアーカイヴである大きな本がエルヴェ氏からセヴリーヌさんに手渡され、最高醸造責任者の継承が神聖な雰囲気のなかで静かに行われた。

この夜、ピエール・ガニエール東京で供された料理は、すべて2人の最高醸造責任者がガニエール氏と相談して決めたもので、エルヴェ氏が作った「ベル エポック ブラン・ド・ブラン2006」をはじめ、1999年に収穫され、2000年にアッサンブラージュされたことで世紀を超えたキュヴェであり「時代の継承」というコンセプトに相応しいとエルヴェ氏がコメントした「ベル エポック1999年マグナムボトル」、セヴリーヌさんがテイスティングをして「時が止まったような感動を覚えた」という「ベル エポック1985年マグナムボトル」、最後に「ベル エポック ロゼ2012」がサーヴされたとき、エルヴェ氏は「ペリエ ジュエでロゼを作ったのは先代のアンドレ・バヴェレ氏です」と付け加えた。

ペリエ ジュエ、3代の最高醸造責任者の情熱に満ちた感動に包まれたサクセッションイベントであった。

この日、ペリエ ジュエの公式インスタグラムには27年前にエルヴェ氏が7代目最高醸造責任者を継承したときの写真が掲載された。

 

ペリエ ジュエ商品の問い合わせ先

ペルノ・リカール・ジャパン株式会社

Text by Harumi KONO

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